スコヤカ・カロヤカ・ナントカ

ぶつぶつ ひとりごとに おつきあいください (●´ω`●)

あの日

嵐のような長男の高校3年間。
あの日は その長男に関係する集まりで 名古屋のあるホールにいた。
軽いめまいのような感覚。
壇上の人が揺れて見える・・・って思ったら
建物ごと 揺れていた。
天井の大きな照明が ゆっさゆっさと揺れ
ホールの外に一時避難した。


その後、また ホールに戻り 何事もなかったように 会は続行された。
帰りに息子と一時合流。
息子は友達と遊びに行くといった。
いつも つるむ3人組だ。
まー、よいよいよい。
3人 なんとか卒業して それぞれ進路も決まっているし
遅くならないように帰ってね(はめ 外すなよ~)と 見送った。



あー。うれしい。
がんばって 自分の道に進みつつあるんだ。
長男の成長した姿をみることができた そんな日だった。



その時
私は まだ なにも知らなかった。
東北で あのようなことが起こっていたことを。


車にのって ラジオをつけて 初めて知った。
あわてて自宅にいるはずの次男に電話した。
何度かけてもでない。
焦る。
愛知だから さほど心配はないのだけれど
ワンコは怖がってなかったか 気になった。


ドキドキしながら自宅に戻り
ワンコをぎゅっと抱きしめた。
次男は留守だった。
テレビをつけて 泣いた。


ただ 泣いた。
こんなことが 日本で起きているなんて。




次男は その時 古本屋で漫画を立ち読みしていた。
全然気がつかなかったといっていた。
長男は 遅くまで カラオケで3人組で盛り上がってたらしい。
私は ごはんもつくれず、テレビの前で 泣いていた。
10年前 夫婦暗黒時代真っ只中だった。


時がたって 息子らは 社会人になった。
ワンコは天国に。
夫婦は なんとか 「夫婦」として続けている。
時が解決したことも そうでないこともある。






大事な命
大事な家族・友人・人生をなくされた方に
静かに祈りをささげたいと思います。