スコヤカ・カロヤカ・ナントカ

ぶつぶつ ひとりごとに おつきあいください (●´ω`●)

いずれは 自分が行く道か

先日 気になって録画したNHKのドキュメンタリー
ベジオの昼寝中 ゆっくりと ガチでみた。

「おひとりさまでも 家で死ねますか?」


これまでに120人以上の“おひとりさまの看取り”を行ってきた医師と、
4人の常勤医師、看護師、ケアマネジャーらが医療チームになって、
「自宅で最期を迎えたい」という患者たちを支えている様子を 映像にまとめていた。
岐阜市の診療所だから 遠い場所の話ではない。
未婚・既婚 関わらず いずれはひとり。
幸運な方は 同居する子どもがいてお世話をしてもらえるんだろうけど
そういう人は 少ないんじゃないかな。


うちは 息子が2人。離れてい暮らしてる。
2人とも 実家で暮らすことは もうない!と断言している。
さっぱりしたもんです。
私も もう一緒に生活は大変だし 彼らに世話かけるのは 嫌だな。


最期をどのように迎えるか 何を希望するか
本人、家族、医療チームが 話し合う(会議)
本人の希望を尊重し 叶うように みんなで協力する。
ひとり暮らしで 寝たきりになっても 
自分の家で 人生の終わりを迎えたいって・・・。


あぁ 実家の母もそうだった。
グループホームや病院じゃなくって 家に帰りたいって
ずっと言ってた。
もう 長く生きれないって言われて
在宅医療をしてくれる先生に 何件か相談をした。
どの人も 医療も なにもしない、って きっぱり言われた。
様子を見守る、死んだ時に来てくれる。
ゆっくり死んでいくのを見届けることしかしないって。
ある先生は 電話口でキツイ口調で説教までしてくださって 
私は泣いたよ。


「家に引き取る=母は死ぬ」
これが受け入れられなかった。
でも もう数日って言われた時
最期は家に連れて帰って 家で死なせてあげようって 
兄貴と決めた その夜に 死んじゃったんだよ・・・。
すごく後悔。そこだけは。


こんな先生がいらっしゃったら・・・こういう医療体制があれば・・・
母の最期はどうだったのかな。
しみじみ思って TV見ながら ちょっと泣いた。



最近 TVで流れてる映画の宣伝。
ソフィーマルソー。わー。久しぶり。

あぁ。お父さんが尊厳死を願う・・・って話なのかな。


で 思い出したのは
数年前にTVで放送されたフランス映画。
これも 素晴らしかった。(こういう題材で素晴らしいっていうのもなんだけど)

ストーリーが気になるかたは ↓をどうぞ。とても心に残った映画でした。

母の決断を受け入れられない兄ピエールと 私の兄貴と重なった。
心の準備ができるよう 母の死が近いって 私は兄貴に言ったんだけど
母が死んでしまう事実もつらかったけど
妹の私から言われたことも しんどかったって 後から言われた。
母親にとって息子は特別なように 息子にとっても母親は特別なんだね。
母が息を引き取った時も 兄貴は めちゃ大声で泣いてた。



もうすぐ母の命日がくる。
介護する側になった娘は 
えらそうに母親にあれこれ指図したり意見したり・・・。
時には見下すような態度も取っていたと思う。
申し訳なかったよ。
こうして 育ててもらったのにね。


そんなこんなで 見送った母を思い出す
ドキュメンタリーと映画でした。
あぁ 私は この先 どんな人生を送って
どんな最期を迎えるのかなぁ。


・・・・





あぁ 体と脳が動くうちは 遊んどこ。